2010年6月18日金曜日

環境にやさしいパンダボール


FIFAワールドカップ、始まりましたね。
先日のカメルーン戦での劇的な勝利で、応援ムードも高まってきてる感じ!
いよいよ明日はオランダ戦ですよ~。
Good luck, サムライブルー!

そんな華やかな舞台裏で、実は悲しい事実があることを今日は紹介したいと思います。

FIFAの公式ボールについてはよくわかりませんが、市場に出回っているサッカーボールの多くは、実はインドやパキスタンに住む子供たちの安い労働力をによって造られているのです。
貧しい子供労働者達は皆、サッカーなんてしたことない子ばかり。
サッカーボールの硬くて厚い生地を縫い合わせていくのは小さな子供には大変な作業ですが、彼らは1個当たり30円ほどの報酬しかもらえないそうです。

パンダロゴの付いたこのボールは、フェアトレード商品を紹介するNPO「わかちあいプロジェクトの協力により、フェアトレードの基準に沿ってパキスタンで作られたものだそうです。
ボール1個につき約100円の奨励金がパキスタンの生産者に支払われ、現地で主に医療活動に使われるとのことです。

そして、このボールにパンダロゴが使われているもう1つの理由は、ボールの内側に使われているゴム素材がFSCの認証を得ていることです。
ゴムはスリランカの適切に管理された持続可能な森で採取された、森の破壊につながる心配のないものなのです。

※FSC・・・Forest Stewardship Council、森林管理協議会
木材を生産する森林、そしてその森林から切り出された木材を使って生産・加工を行なっているかどうかを認証する国際機関


WWFはこう呼びかけています。

サッカーというすばらしいスポーツを通して、パンダボールで人々の幸せと地球環境のことを考えよう。
これがWWFの提案する新しいサッカーの楽しみ方です。

サッカーボールの背景にある問題を知ってもらい、さらに少しでも問題の解決を進めるため、
このフェアトレード&FSC認証ボールを販売しています。

パンダロゴサッカーボール


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